PoCo とは？
PoCo は OS X（Mac OS X、macOS）用のペイント系グラフィックツール（グラフィックエディタ）です。
次のような特徴があります。
- ２５６色で絵を描くことに特化しています。
すなわち、約１６７０万色から２５６色を選ぶ、パレット方式（ないしインデックスカラー方式）のツールです。 - タイルパターン（組織ディザ）を並べて色を混ぜることに特化しています。
パターンの濃度（密度）を少しづつ変えていくことによって、濃淡・陰影・混合を行うことを目的としています。 - ドット絵も扱えると思いますが、それは主目的ではありません。
２５６色で描かれた絵といえばドット絵を連想する方もいらっしゃると思いますが、PoCo はドット絵ぐらいのサイズを主目的としていません。
むしろ、Ａ４・３００ｄｐｉとかのような（印刷を意識した）大きさの絵を扱うことを主目的としています。 - レイヤー構造を持っていますし、色でマスクする機能も持っています。
上層のレイヤーがあれば下層のレイヤーは隠せます。
また、色でマスクすることにより特定の色の上塗りを抑制できます。 - ペンタブレットに対応しています。
筆圧に応じて濃さを変えたり太さを変えたりできますし、消しゴムにも対応しています。 - 混ぜ合わせた色が作成できます。
タイルパターンを用いずに、白と黒、赤と青、明るい色と暗い色、淡い色と濃い色、といった２色の混ぜ合わせが可能です。
混ぜ合わせた結果の色をパレットから自動で選び取り、２５６色の範囲内での混ぜ合わせを行います。
また、色の混ぜ合わせは RGB による手法に加え、色相を意識した手法も可能です。
なんだかんだと長々しいですが、まとめると要は次のとおりです。
- 目指しているのは、鮪絵を快適に描く環境を作り上げること。
なので、OS X 版の MPS とかと認知されるようになったら本望です（というか、そんなのは畏れ多い話です）。
あと、もうちょい雑にまとめると、Mac でドット絵（Mac で２５６絵）に分類されるんでしょうけど、他のご高名なツールと比べると目指しているところがちょっと違うんです。
動作画面
仕上げ中
線修正中
（画像をクリックすると拡大表示します）
サンプル
準備中です。
名称について
ご高名なライブラリと被る名称ですみません（間違って来てしまった方、ごめんなさいです）。
本ツールの名称は、もともと別のＯＳで作ったものを Cocoa に移植することにした、だから経緯をそのままアプリケーション名に、という意図をこめて命名しています。
その元々のアプリケーションは頭文字が「P」で始まり、それの Cocoa 版という意図で「onCocoa」という言葉をつなげ、個々の頭文字をとった結果が「PoCo」となっています。
また、イタリア語とかでは「少ない（英：little に相当）」という意味らしく、ツールそのものも（他の有名なグラフィックツールに比べて）こじんまりしたものなので、身の丈にあったちょうど良い名前かなと思っています。
